最後の挑戦は、宝満山登山。
雨が心配されましたが、何とかみんなの思いが通じ、大きな雨に当たることなく、頂上に立つことができました。


山小屋であたたかい昼食。
みんなで、鍋のセットやガスカートリッジ、食材などを分担して背負いました。
苦労した甲斐がある、おいしい食事でしたね!

1泊2日が9回、2泊3日が1回の合計11泊をともにした仲間達。
学校の友だちとはまた違う、連帯感が生まれたわんぱく探検隊のみんなでしたね。
一緒に寝食を共にしたからこそ、ケンカも涙もありましたが、その分濃い付き合いができたわんぱく探検隊でした。
一年間ありがとう!
またみんなといろいろな挑戦ができる日を楽しみにしています。
今回の目的地は、飯塚市〜田川市〜北九州市。
班ごとに、博多を 出発し、地下鉄やバス、JRなどを乗り継いで、さまざまな場所を訪れてきました。
中には、乗り継ぎ時間が2分!という時もあり、各班とてもスリリングで、充実した旅となりました。

1日目は、飯塚市にある「旧伊藤伝右衛門邸」や「嘉穂劇場」などを訪れました。
この時期、飯塚市は町のそこここにひな人形が飾ってあり、とても華やかに飾られていました。

目的地となった場所は、とても興味深い場所ばかりで、みんなついつい没頭して見学してしまいました。
はっ!と気づき、次の乗り継ぎ時間まであとわずかしかない!ということも、何度かありましたが、班のみんなで思いをひとつにして、駅まで走ったことは、それはそれでとてもよい思い出になりました。

1日目は、どちらの班も無事、時間通りに宿泊施設に到着し、夕食作り、温泉、ミーティングなどをして、眠りにつきました。
2日目は、小倉城を見て、最終目的地「到津の森公園」に無事到着。
最終目的地では、ゆっくり動物園を見て回ったり、それぞれに楽しい時間を過ごしました。


最後の感想では、どのお友だちも「班のみんなで協力できた」と話してくれました。
第9回めだからこそ、班の協力を実感した活動となったのではないでしょうか。
さて、次回はいよいよ最終回。
最後の活動は、荷物を背負っての登山です。
自分の身の周りの荷物だけでなく、鍋、食材なども全て、山小屋に1泊します。
わんぱく探検隊最後の活動にふさわしい内容です。
体調管理に気をつけて、全員で登頂し、ご来光を拝もう!
1日目は、苑長の平野先生の指導のもと、馬小屋「厩舎」のそうじとブラッシング、えさやりなどをさせていただきました。
厩舎には、馬の排泄物「ボロ」がいっぱい!
スコップ等を使ってボロをすくい、汚れたおがくずを交換。
新しいおがくずを敷けば、そうじの終わりです。
1日だけのお手伝いでしたが、厩舎の人たちは毎日この作業をしなければいけないと思うと、馬の世話は大変だなあと、子どもたちは感じていたようです。

その他にも、馬のブラッシングやえさやり、どの作業も大変で大事な作業と、平野先生から教えていただきました。


2日目は、いよいよ乗馬体験です。
本格的な乗馬は、ほとんどの子どもたちが初めての体験でした。

スタッフの方に、手綱を持ってもらい、馬に乗りました。
はじめは、ゆっくり歩いての乗馬でしたが、徐々に走り出しました。
子どもたちの感想は、おしりが前後して、鞍にあたるときおしりがとても痛かったとのこと。
一番大事な事は、馬に乗るときの「姿勢」と、先生からのアドバイスがありました。

2日間の乗馬体験でしたが、ぜひまた乗りたいと子どもたちが声をそろえて言っていました。
毎回の活動で食事を作ってきましたが、今回の活動では、自分たちで考える「中華定食」を課題に、自分たちで計画して食材を買いに行き、夕食作りを行いました。

変わり餃子を作った班は、餃子の中にチョコレートを入れたアイデア餃子を作っていました。
また、麻婆豆腐やチャーハンを作った班は、中に入れる具材をいろいろと考えるなど、子どもたちが考えたオリジナル中華定食が完成しました。
2つの班に共通したのが、チャーハンでした。
ごはんの炊き方は完璧。
半年間のキャンプの成果が出たようです。
炒めることに苦労はしていましたが、それぞれにおいしいチャーハンが完成しました。

さて、食事をとった後は、審査員によるコンテスト。
本部のスタッフの他、各班の「食事係」も真剣に点数をつけました。
結果は、1点差で、アイデア餃子を作った1班に軍配があがりました。
2日目は、お菓子作りの達人「パテシェ」をお招きして、クリスマスをテーマとしたお菓子作りを教えていただきました。
作ったお菓子はバームクーヘンとプリン。

さすがのパテシェも、野外で炭火等を使っての調理だったため、苦労されていた場面もありましたが、竹を使った美味しいバームクーヘンと炭火で蒸したプリンが完成。
バームクーヘンはしっかりと年輪ができていて、完璧なできばえでした。

昼食後の試食会。
お昼ごはんでお腹がいっぱいだったと思いますが、子どもたちはぺろり。
美味しい!と言いながら、食べていました。
今回の活動は、2日間「食」と言う事をテーマにして活動を行いました。
ネイチャーキッズスクールでは、原則作ったものは残さず全て食べると言う事を目標としています。キャンプだから適当に…、ではなく、キャンプでも美味しいものを作ろうと、いつも子どもたちに話をして作っています。
今回の活動を通して、少しでも「食」についての興味を持ってもらえればと思っています。
今回探検した洞くつは、まだ一般的には開放されていない「青龍窟」。
何層にもわかれている、まだまだ全ての全貌が見えていない洞くつです。
まずは、平尾台自然観察センターで、洞くつ探検についての勉強会。
洞くつ探検の専門スタッフの方から、洞くつ探検についての注意点について話を聞きました。
ヘルメットとヘッドランプを付けて、いよいよ洞くつ探検のスタートです。
洞くつまでは、歩いて約1時間。

山の中腹に入口はありました。
大きく口をあけた洞くつの入口。
子どもたちはみんなわくわくドキドキ!
入口で最後の準備をして、洞くつに入りました。
いきなり、狭い入口。

ヘッドランプが無ければ、何も見えない地下の世界。
ランプの明かりだけを頼りに、前へ前へと進みました。
だんだんと天井は低く、足下には水が流れていました。
その様な中を、四つん這いで進みます。
頭をぶつけたり、もう大変な洞くつ探検です。

約1時間くらい進んだでしょうか、大きな空間が現れました。
名前は、九大ホール。
九州大学の探検隊が見つけたので、この名前がついているそうです。

ここで、ベッドランプを消して、真っ暗闇体験。
夜のようにだんだんと目が慣れて見えてくるだろうと思っていましたが、全然見えてきません。
本当に真っ暗闇というのは、このようなことを言うのかと思いました。
帰りは、同じルートを戻りましたが、ちょっと寄り道をして小さい穴へ。
そこには、冬眠中の多くのコウモリがいました。
子どもたちは嬉しさと驚きの声を出すのは我慢して、起こさないようにそっとその場を離れました。
洞くつの中の世界は、全く未知なる世界。
大変苦労をして洞くつの中を探検しましたが、出口をでての感想を聞いたら、全員、もう一度入ってみたい!と言う事です。
洞くつ探検は、子どもたちの好奇心をかき立てる何かがあるのかと思いました。

また、洞くつ探検中は、「次はせまいよ!」「あしもとに気をつけて!」など、子どもたち同士で声を掛けあっていて、班の仲間という意識もますます強くなってきているようです。
わんぱく探険隊5回目の活動は、「わんぱく探検・野宿隊!。
新宮町の「じゃがいも村」のフィールドを使って、1泊の野宿に挑戦してきました。
天気はあいにくの雨模様。
時折雨がやみ、晴れ間を使っての活動でした。
全体ミーティングで、野宿は数名の仲間と行って良いという話をしましたが、全員一人で行いたいという事になりました。
一人、すなわちソロビバークです。
必要最低限の装備を持って実施しました。
事前に行った、サバイバルテクニック教室では、簡易テントの作り方については教えましたが、火おこしについては、すでに4回経験してきていますので、口頭での説明だけとしました。
1日目の午後3時。
いよいよソロビバークのスタートです。
場所は、林の中。
ひとりひとりの間隔を充分に取り、話し合いができない場所を選びました。
装備は、簡易テントを作るためのブルーシートとPPロープ、簡易かまど、マッチ、新聞紙、食料、そして寝袋です。
スタートして間もなく、雨が降ってきました。
午後5時頃、一度目の巡回にいきました。
ほとんどの子どもたちは簡易テントを作り、火を起こし食事を作っていましたが、中にはテントの中で寝転んでいる子どももいました。
話を聞くと、持って来たマッチと新聞紙は、雨で濡らしてしまったとか…。
食事は、軽食を食べて、もう寝ると言う事でした。
子ども一人一人、さまざまな様子がありました。
中には、普段の活動ではあまり目立った感じではない子も、火もマッチ1本で付けることができ、満足そうに美味しい食事を食べていました。
2日目の午前9時まで、約18時間の挑戦でした。
夜中は雨が強く降ってきて、心配な面もありましたが、全員無事に元気よく戻ってきました。
1泊のソロビバークを行った事により、自信がついたようで、全員の顔は、やり遂げた!という表情にあふれていました。
この調子で、後半の活動も頑張って行きましょう!
今回の活動は、佐賀県鹿島市を会場に「有明海で泥んこ体験!」をテーマに活動をしてきました。
有明海は特有の生き物たちが住んでいると言われるほど、さまざまな生き物の姿を見ることができます。
特に、むつごろうは、代表的な人気者。
プログラムでは、そんな有明海の生き物について、学びました。
福岡では見られない生き物の話に、子どもたちの期待もどんどんふくらんでいきました。
そのあと、いよいよ子どもたちが楽しみにしていた、有明海での泥んこ体験!

しかし、ただ有明海の泥んこで遊んでもおもしろくない。
今回は、鹿島市で有名なイベント「ガタリンピック」の種目から、3種目選び出し、「ミニガタリンピック」と称して、班別に競技を行いました。
着替えて、「わんぱく探険隊・班対抗ガタリンピック」のスタートです。
第一の競技は、ガタスキーと言われる道具を使ってのレース。
扱いにくいガタスキーに乗って、ドロの中を進みます。
コツを早くつかめた子はすいすいと進みますが、悪戦苦闘している子どもたち+スタッフがほとんど!
ドロの中に埋まったりする姿を見ながら、大爆笑&応援合戦の連続でした。

続いての競技は「班対抗・ガタ綱引き」。
綱を引けば引くほど、ドロの中に埋まるという、楽しい競技です。


スタートの合図と共に、かけ声があがり、お互い綱を引きますが、足元はドロの中…。
しかも、綱はずるずると滑り、これまた大爆笑の綱引きでした。
最後の競技は、個人戦の「ガタ水泳競争」。


女子の部、男子の部、スタッフの部に分かれて競争です。
1位には金メダルの授与もあるということで、みんな力いっぱいガタの中を泳ぎましたよ!
3つの競技を終えて、みんな泥んこ。
中には、頭の先から足の先までどろんこで、誰だか分からない人が何人もいました!
子どもたちは、みんな誰なのかわからないくらいの泥だらけ!
思いっきり泥の中に飛び込んで、全身泥だらけになるのがおもしろいようで、子どもたちは大はしゃぎの1日でしたが、競技では班の協力がみられ、みんな真剣に取り組んでいる姿を見ることができました。
最後は、シャワーで全身の泥を落としスッキリ。
泥は肌をすべすべするらしく、何となくみんなの顔が光っているように見られました。

シャワーを浴びた後は、表彰式です。
それぞれの班に、1位、2位の賞状が渡され、個人競技の1〜3位の子どもたちにも賞状が贈られました。

ガタリンピックを終えた後は、今回の宿泊場所へ。
到着時間が遅かったので、今回はテント泊ではなく、コテージ泊です。
心なしか、子どもたちはほっとしている様子でした!
班ミーティングをして、夕食(むつごろうの甘露煮)を食べて、21時半には消灯。
すっかり疲れた子どもたちは、すぐに眠りについていました。
2日目は、有明海の生き物や伝統的な漁法などの学びをして、ゆっくり博多に戻ってきました。
1年間のわんぱく探険隊の活動もそろそろ中間地点です。
共同生活をする中で、だんだんと班の仲間のことが分かってきました。
得意なこと、不得意なこと、いろいろある仲間達との共同生活です。
時にはぶつかることも多くなってきました。
活動プログラムを体験すること、そして、共同生活の中で、一人一人の子どもたちが社会性を体験から学んでいくことが、わんぱく探険隊の大きな目標です。
半年後には、子どもたち一人一人が心身ともに大きく成長できているよう、後半に向けて、スタッフもがんばって行きたいと思っています。
次回の活動は、「ビバーク」です。
1人、または2人で、森の中で1泊を過ごします。
もちろん、寝床づくりも、食事も、頼りになるのは自分たちだけ。
次の活動もしっかり取り組み、大きな自信をつかんでほしいと思っています。
では、また来月元気に会いましょう!
夏休みをはさんでいたため、子どもたちに会うのは、とても久しぶりのような感じでした。
チャレンジ隊との合同キャンプでしたが、プログラムではチャレンジ隊の子どもたちも一緒になりながら、さまざまなマリンプログラムに挑戦しました。
シーカヤック、海釣り、磯あそび、クラフトなど、自らが参加したいプログラムに挑戦しました。


また、初日の夜には、夕食コンテストをチャレンジ隊と合同で実施しました。
自分たちが計画した食事メニューを、全員で協力して作りました。

普段、本部から提案されているメニューによる食事作りより、生き生きした姿が見られ、今後も自分たちで計画する機会を多く取り入れたいと思っています。


キャンプ生活の方も、班で協力して作業をすすめる場面が多くなってきました。
班での協働作業が増えることで、班の仲間と意見がぶつかり合うことも多くなってくるのも事実です。
そうした関わりの中で、時に我慢し、時に譲り合うなど、子どもたちが人間的にも大きく成長してくれるよう今後も見守って行きたいと考えています。
糸島市の芥屋海岸に行って「スノーケリング」に挑戦してきました。
梅雨が空けた当日、天気は快晴。真夏日ということで、海あそびにはもってこいです。
日差しが照りつけるほどの2日間でした。

プログラムでは、マスク、スノーケル、フィンをつけてスノーケリングを行いました。
鼻で息をしてしまうと、マスクから水が入ってくるので、最初はバタバタ慌てていましたが、徐々になれてきたようで、後半には、岩場へショートツアーに行きました。
岩場では、魚を見ることができ、子どもたちは満足していました。


テント生活では、前回学んだテント設営やマキを使っての食事作りなど、一生懸命取り組む姿が見られ、子どもたち同士テキパキ声をかけながら進めていました。

2日間とも天候に恵まれ、海での活動と言うこともあり、帰りのバスや電車の中では、多くの子どもたちが夢の中…。
今後も、いろいろな事に挑戦していく、わんぱく探検隊であってほしいと思っています。
今回の活動は「わんぱくキャンプ基礎入門!」ということで、これからはじまる1年間の活動の基礎となるキャンプ技術の習得が大きな目標。
生活するテントの設営から撤収、火おこし技術、ザックへのパッキング術などを丁寧に実践していきました。
自分たちでテントを立てるのはもちろん初めての子どもたちが多いので、張り方、しまい方はもちろん、テントの中での過ごし方や扱い方法などを細かく習いました。

今回は雨だったので、残念ながら実際にテントに泊まることはしませんでしたが、次回からはテントに泊まる活動が続きます。
その次は、キャンプでの生活にもっとも重要な「火おこし」術のレクチャーです。
ナタの安全な使い方、マキ割りの方法、マキの組み方、火のつけ方など、どれをとっても重要。
どちらの班もうまく火をつけることができ、ご飯を焦がすことなく、上手に炊きあげることもできました!
初めて食べるわんぱく探険隊の夕食、おいしかったですね!

夜は班ミーティングを行い、1年間の目標や班の係などを決めました。
「この班で1年間がんばって行くんだな〜」と実感できたのではないでしょうか。

2日目は、朝食をとった後は、荷物の入れ方(パッキング術)のレクチャーです。
大きなザックに、荷物をぐちゃぐちゃに入れている子どもがほとんど。
そこで、背負いやすいように、また荷物を整理しやすい方法を実践しました。
次回参加する時は、今回の経験を活かして、みんなばっちり荷物整理をしてきてくれることでしょう!

その後は、2人1組に分かれて、「火おこし教室パート2」。
昨日習った火おこしを、本当に自分のものになっているか試してみました。
中には、1本目のマッチですぐにつけることができたグループもありました。
雨で湿っていることもあり、苦労しているグループもありましたが、何とか全員、自分たちの力で火をおこすことができました。
その火であぶって食べたソーセージとマシュマロの味は、格別だったことでしょう♪

梅雨のまっただ中ということもあり、2日間、晴れることは全くない中での活動でしたが、しっかり雨具を身につけていれば、大丈夫。
子どもたちも元気に2日間を過ごしました。
あっという間に子どもたちも仲良くなり、次回からの活動がますます楽しみになってきましたね!
では、また来月元気に会おう!